「海賊対策入門」
地域の協力をどう方向づけるか? いま何をなすべきか? (HP掲載 MSWord文書版)
はじめに
この冊子では、平成12年度に研究を行った「海賊対策プロジェクト」の成果を報告します。
このプロジェクトは、ASEAN総合交流基金および日・ASEAN学術交流基金事業として岡崎研究所が委託され実施した事業で、各国の海運、海賊、安全保障、国際法の専門家を網羅し、2000年11月に東京に各国の主要な識者を集めて意見交換を行い、2001年3月にバンコクに全ASEAN諸国ならびに関係諸国の有識者を集めて議論を行うとともに政策提言を行いました。
専門家が1年間の研究成果として提出した英語論文は書籍("Combatting Piracy")にまとめられ岡崎研究所のサイトにも全文が掲載されています。(「海賊対策プロジェクト」をご覧下さい。)
この冊子では、多くのみなさまに知っていただきたいプロジェクトの結論をお伝えいたします。
冊子の第1巻に「サマリー」を掲載しました。多忙な読者はそこだけをお読みください。
冊子の第2巻「対話編」は、日本側の主要な参加者による討論の記録です。これは1年間の研究が終了した3月末に、関係者を集めて研究成果について議論したものを記録にまとめた読みものです。討論会の速記形式で口語体で平易に書かれています。流れは、・会議の概要と目的、・過去10年にわたる海賊問題の深刻化の経緯、・日本の役割、・対話のありかた、・今後の研究・対話の進め方についての方法論、・提言と今後研究すべきテーマ、です。
冊子の第3巻には、政策提言を含む和文論文2点を掲載しました。安全保障専門家の川村純彦氏と海運専門家の田中宣秀氏の論文です。海外の参加者の論文は英語で読むことができます。
冊子の第4巻には、海賊の定義問題に関する短い読み物を掲載しました。
この冊子により、海賊問題の深刻さ、日本の果たすべき役割、今後のASEAN諸国などとの対話のありかたについてご理解いただければ幸いです。
なお、川村純彦プロジェクト委員長、金田秀昭委員、田中宣秀委員には冊子の校閲をお願いしましたが、文責は下記プロジェクト事務局長にあります。
平成13年3月31日
岡崎研究所主任研究員
小川 彰
(全巻一括ダウンロードはこちらへ)
第1巻 サマリー編
第2巻 対話編
第3巻 政策提言(論文)
第4巻 海賊の定義